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冥守みくろ

[Memory Micro]

都立科学技術アカデミーを主席で卒業した天才科学者。

都市政府が擁する128の官省庁の中でもエリートのみが入省出来る情報省の科技官の職に就くが、「つまらない」という理由で僅か2か月で退官。

以後は自身の研究室で、にうむと共に研究に没頭している。

タイムマシンもみくろの開発によるものだが、安全面を含め試作の域を出ておらず実用化には至っていない。

特に目的もなく日々を消化していたある日、何者かから“光る円盤型のオーパーツ”が研究所に送りつけられる。

そのオーパーツから放たれる得体の知れない魅力に惹きつけられるように、以後は考古学に没頭することになる。


研究と解析の末、円盤から『IDOL』というデータを出力することに成功するが、その映像処理を行っていたまさにその時デリートショックに遭難してほぼ全ての記憶を喪失してしまった。

糸遊あえる

[Seeyou Aelu]


都市政府警務省公安課の警察官。

同じく警吏である両親の下、生まれながらにして警察官僚になるべく育てられたが、両親と体制への反発からキャリアにはならず現場志願。

そこでも上官の命令をほとんど聞かないため幾度となく査問にかけられている。


都市政府を退官した冥守を監視対象としてマークするよう指令を受けていたが、その内に何故か意気投合し職務をサボって研究所に入り浸るようになる。


デリートによるピクセル崩壊の際、タイムリープを試みる冥守と智田を政府哨戒機で追跡。

時空警察本部からの再三の撤収命令を無視し、二人が乗るタイムマシンがこじ開けた時空の狭間に飛び込んだ。


実は二人よりも早い2017年のモスクワに漂着しており、その後冥守らの捜索を続けたものの見つけられることが出来ずにいた(冥守と智田はまだ現代に漂着していない)が、諦めかけていた矢先に強いレーダー反応を察知する。

そのレーダー反応を追い一路大阪へ向かうと、そこには何故か『IDOL』としてステージに立つ二人がおり…。

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智田にうむ

[Tita Nium]


みくろが開発した最新式超高性能AI搭載人型アンドロイド。

彼女に搭載されているAIは、アンドロイドやロボットによる反乱を防ぐために都市政府により制定された機能統制法で私的利用が禁じられているので、普段は人間として生活をしているが全くバレる気配はない。

内部パーツは25世紀ではレアメタルに指定されているチタニウムでほぼ構成されており、名前もそれに由来する。


開発者でありながらみくろのことは『友達』とプログラミングされているためとても馴れ馴れしい。

一方で自身がアンドロイドである事も認識しているようである。

記憶を喪くしたみくろをタイムマシンに無理矢理押し込み2人でピクセルから脱出した。


その後、現代にてみくろとともに“IDOL”を始めることになるが、徐々にデリート感染の影響から機能停止の危機に陥り、西暦2019年6月30日、忽然とその姿を消した。